マスタリングでリミッターの上手な使い方解説動画(日本語字幕付き)

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 プロのエンジニアとして活躍するマシュー・ワイス(Matthew Weiss)さんがリミッターの使い方について解説しています。自然な音に仕上げるために注意すべきポイントとは?とても参考になるので、ぜひ動画をチェックしてみてください。

Youtubeの仕様上、全画面にすると字幕が消えてしまいます…。もし動画が小さくて見づらい場合はブラウザのズーム機能などをお試しください。

 

ポイント1:ゲインを上げた分アウトプットを下げて聞く

 

リミッターを突っ込んでいくと音がどんどん大きくなっていきます。私たちの耳は大きい音=いい音と感じがちなので、音圧を上げるほどいい音になると錯覚しがちです。

これに騙されないようにするためには、リミッターで上げた分の音をアウトプットで下げて補正する必要があります。仮にリミッターで10dBゲインを上げたなら、アウトプットを10dB下げてみましょう。そうすると細部の微妙な違いが聞き分けられるようになります。

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もちろん、調整が済めば最後はアウトプットを元に戻します。

なお動画ではFabfilterのPro-Lが使われていたので「Gain」というパラメーター名でしたが、他のリミッターでは「Threshold」となっていることもあります。その場合は下げることでゲインが上がります。

ポイント2:トランジェントに注意して調整する

 

リミッターをかけすぎると音がつぶれてエッジ感がなくなり、曇ったような音になっていきます。調整する際にはその点に注意して聞いてみましょう。音が崩れない範囲を狙ってゲインやその他のパラメーターを微調整します。

ひとこと

 

動画内ではロックを例に自然な音に仕上げる方法が解説されていましたね。もっと派手なメタルやEDMなど別のジャンルでは、また少し違ったリミッティングの考え方になるかもしれません。

ワイスさんの解説が気に入った方はProAudioFilesやワイスさんのHPもぜひチェックしてみてください。

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